建築家・建築士・設計士・デザイナーの違い
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建築家について情報収集をしていると、「建築家」「建築士」「設計士」「デザイナー」といった似た印象の言葉(職業)の違いが気になってくるのではないでしょうか。
認識が曖昧なままだといざ相談に行くときにも齟齬が生まれる可能性があるので、改めて整理してみました。
まとめ:「建築家」と似た4つの職業名を表で整理
呼称 |
意味 |
建築家 |
職域は「建築士」と同じだが、資格名ではなく通称。 著名な建物の設計を担当したり、住宅以外の意匠性の高い建築物の設計を担当する人を指すことも多い。 「先生」と呼ばれることも。 |
建築士 |
様々な建築物の設計や工事監理を行うための国家資格であり、専門家のこと。 「一級」「二級」「木造」がある。 |
設計士 |
資格名ではなく呼称。建築士の業務を補助したり、資格が不要な小規模な設計や監理を担当する人。 設計業務は住宅だけでなく多種多様に渡る。 |
デザイナー |
建築物の構造設計というより、空間の調和や統一を図るパーツを選ぶ際のアドバイザーという性格が強い。 インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターなどが当てはまる。 |
それぞれの職業をさらに詳しくご紹介
建築家とは?
「建築に携わる仕事の総称」であり、建築士より広い範囲を指している言葉です。
資格があるわけではないので、自己判断で名乗ることも可能です。建築家を名乗る人に相談する場合は、念のため資格を確認しておくとよいでしょう。
ハウスメーカー・工務店・設計事務所・フリーランスなど様々ですが、ある程度経験を積んだ上で、クライアントの要望を満たすだけでなく、よりアーティスティックな表現ができる建築士を指すことも多いです。
その街のランドマークとなるような著名な建物、オブジェ、モニュメント、駅、図書館、スタジアムなど、施工規模が大きくて難しいものを扱った経験によってブランディングイメージが確立できる職業と言えるかもしれません。
建築家の魅力については、下記ページで詳しく記載しています。
建築士とは?
国家資格のひとつで、有資格者でないと建築士を名乗れません。
建築士には、「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」の3種類あり、扱える建物の大きさや規模が異なります。
一級となると、住宅をはじめ学校や商業施設・公共施設に至るまで、さまざまな建築物の設計が可能になります(制限なし)。
勘違いされやすい点として「二級より一級の方が腕がいい」と思われがちですが、二級建築士でも一般住宅の設計と工事監理は可能なため、二級でもベテランの建築士は存在します。
ただ、一級の方が当然難易度も高いため、より高度な知識やノウハウ(実務経験)を持っていることに間違いないでしょう。
設計士とは?
設計士という資格は存在しないため、こちらも概念的な呼称となります。
設計事務所やハウスメーカーなどで設計のお仕事に携わっていれば、設計士と名乗ってよいでしょう。
基本的には建築士の補助業務(設計事務)を行う人を指しますが、「設計」は住宅だけでなく、道路だったり家具だったり、多種多様な「ものづくり」に必要な技術です。
デザイナーとは?
デザイナーとは、さまざまな建築物の外観および室内空間を総合的にデザインする人を指します。
とは言えデザイナーも明確に定義されているわけではないため、住宅デザイナー・店舗デザイナー・空間デザイナーなどを自称することができます。
資格としては、民間資格であるインテリアコーディネーターやキッチンスペシャリストが挙げられます。
このサイトで紹介している「建築家」は…?
「建築家と建てる家づくり」魅力発信メディアとして当サイトでご紹介している建築家は、建築事務所に所属する「一級建築士」の有資格者たち。
それぞれが経験豊富なベテランですが、共通しているのは「ご家族の想いを引き出し、暮らしに寄り添う設計をすること」です。
どんな建築家か気になった方へ、是非個別のプロフィールページから施工事例を見てみてください。