無垢材での施工は、ハウスメーカーに断られやすいのでしょうか?
無垢のカウンター材や造作材などは、建材メーカーの既製品とは仕入れルートが異なります。普段からルートを持っていない会社では、断られなかったとしても高くつく場合があります。無垢材を使用したい場合は、普段から無垢材を使用している会社の施工例を確認することがおすすめです。
At first
無垢材などの自然素材を希望したとき、複合フローリングを勧められることがあります。
これは希望そのものが不合理だからではなく、大手ハウスメーカーの標準的な仕組みと、自然素材の特性がかみ合いにくいためです。
理由を知り、素材を扱い慣れた依頼先を選べば、自然素材の床材を取り入れる道はあります。
理由
5つの視点
品質管理、保証、施工、設備、メンテナンスの面から整理します。
次の行動
選ぶこと
自然素材の特性を理解し、扱い慣れた依頼先を探すことが大切です。
Reason

自然素材の魅力が、標準化された仕組みでは扱いにくさにもつながります。
大手ハウスメーカーは、一定の品質・仕上がり・性能を効率よく提供する仕組みを整えています。一方で、木目や色合い、経年変化に個体差がある自然素材は、その仕組みの中で慎重に扱われやすい素材です。
ここでは、断られやすい理由を5つの視点から見ていきましょう。
Quality

大手ハウスメーカーの品質管理システムは、工業製品のような均一性を前提に作られています。同じ品質、同じ仕上がり、同じ性能を大量に提供することで、効率的な住宅供給を実現してきました。
しかし、自然素材である無垢材は一つとして同じものがありません。木目も違えば、色合いも微妙に異なります。さらに、季節によって最大1%程度の寸法変化を起こすという特性があります。
冬の暖房使用時に板材間に数ミリの隙間ができることもあります。木材の調湿による自然な現象でも、施主によっては「欠陥」と受け取られることがあるため、品質管理上のリスクとして認識されやすいのです。
Warranty

新築住宅には、住宅品質確保法に基づく10年間の瑕疵担保責任があります。消費者保護に重要な制度である一方、自然素材を扱う際には、経年変化と不具合の区別について丁寧な説明が求められます。
大手ハウスメーカーは複合フローリングを標準仕様として保証体系を構築しているため、無垢材などの自然素材は標準仕様外として扱われることがあります。木材の自然な経年変化まで瑕疵と受け取られるリスクを避けるため、採用に慎重になる場合があります。
自然素材を取り入れるなら、保証範囲や経年変化の説明をどこまで受けられるか、契約前に確認しておくことが大切です。
Supply chain

大手ハウスメーカーの強みは、規格化された建材を効率よく大量に仕入れることです。品質の安定と価格競争力につながる一方、無垢材は同じ樹種でも一枚一枚に違いがあり、ロットによる色調のばらつきも避けられません。
施主の承認を得るための追加工程や、木目の向き・隙間の設定といった配慮が必要になるため、標準化された工程では扱いにくい場合があります。施工前に現場環境へ材料をなじませる期間なども、工期を重視する計画とは調整が必要です。
自然素材を希望するなら、普段から無垢材を扱う職人や仕入れ先を持つ会社かどうかを、施工事例とあわせて確認しましょう。
Equipment

床暖房と無垢材の組み合わせでは、木材の反りや割れ、保証範囲などを事前に確認する必要があります。床暖房対応の無垢材もありますが、仕様や価格、施工条件が限られることがあります。
また、マンションで遮音性能が求められる場合には、床材だけでなく下地を含めた仕様の確認が必要です。自然素材を選ぶ際は、床材単体ではなく、住宅設備や性能条件も含めて相談することが重要です。
After support
自然素材の床材は、施工後も伸縮への対応、再塗装、部分補修など、継続的なケアが必要になる場合があります。素材の変化をどのように説明し、どこまで対応するかは、施工会社にとっても重要な課題です。
適切な湿度管理や日常の清掃方法、メンテナンスの考え方まで説明できる体制があるかを確認しましょう。経年変化による色調の深まりや小さな傷を、素材の味わいとして受け止められるかも、自然素材を選ぶうえで大切な視点です。
無垢床は、ばらつきや手間を含めて楽しむ素材です。量産・標準化・画一的な保証を前提とした仕組みでは扱いにくく、断られやすいことがあります。
Alternative

自然素材の特性を理解し、適切に扱える建築会社を選べば、無垢材の温もりある床を実現することは可能です。
自然素材専門の工務店は、無垢材などを日常的に扱っているため、木材の収縮や反りへの対処法、施工方法、メンテナンスの考え方を相談しやすい傾向があります。
素材の特性を「欠点」ではなく「特長」として捉え、施主に対しても魅力と付き合い方を説明したうえで施工を進める会社であれば、住み始めてからの認識のずれも抑えやすくなります。
施工後の点検、補修、再塗装の相談など、長期的なメンテナンス体制も確認しておきたいポイントです。
地域密着型の工務店は、地域の気候特性を踏まえた素材選びや施工方法を提案できることがあります。自然素材の施工実績、アフター対応の範囲、相談しやすい距離にあるかを確認しましょう。
また、設計事務所と連携する工務店を選ぶ方法もあります。設計段階から自然素材の特性を考慮した計画を立てることで、デザイン性と施工性のバランスを取りやすくなります。
大切なのは、自然素材にこだわる理由を伝え、それを得意とする会社かどうかを施工事例や打ち合わせで見極めることです。
Q&A
「無垢材を使った家づくり」でよくある質問に、クレアホームが回答しています。自然素材の扱い方やメンテナンスの考え方を確認しましょう。
無垢のカウンター材や造作材などは、建材メーカーの既製品とは仕入れルートが異なります。普段からルートを持っていない会社では、断られなかったとしても高くつく場合があります。無垢材を使用したい場合は、普段から無垢材を使用している会社の施工例を確認することがおすすめです。
無垢材を扱い慣れている大工は、木目を見て上下や表裏を使い分け、反りが出にくい向きで施工します。それでも多少の反りや割れ、色の違いが出ることはあります。木の個性として受け止められるかも、素材選びの大切なポイントです。
水で濡れた場合に濡らしっぱなしにしないことや、乾燥しすぎに気を付けることが基本です。傷や経年変化を味として楽しめる点も、無垢材の魅力の一つです。
クレアホームでは標準仕様はありますが、選択肢は限定していません。使用したい場所や好みの色合いなど、迷ったときは営業へ相談してください。
無垢材の魅力は、見た目だけでなく、手触りや足ざわりの良さにもあります。傷や汚れも、家族の暮らしとともに育つ味わいとして楽しめる素材です。
自然素材をコンセプトに掲げ、仕入れルートや素材を扱う職人との関係、社員の知識と経験を長年にわたって培ってきたためです。樹種や塗装の仕上げにもさまざまな選択肢があるため、使用したい場所や好みを相談してください。
Summary
ハウスメーカーに自然素材の床材を断られても、諦める必要はありません。素材の特性を理解し、それを魅力として活かせるパートナーを探すことが大切です。
実際に施工事例を見学したり、無垢材のサンプルに触れたりしながら、自分たちの暮らしに合う自然素材の住まいを検討してみてください。

クレアホーム
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