パントリーや物置を作るスペースがなくとも、家のあらゆるデッドスペースに収納機能を持たせることで家のなかをすっきり見せることができるのが造作収納のメリット。
しかし、施主がどんな趣味でどんなものを持っていて将来どんなものを置くのに困るのか、を正確に把握し、予測できていなければ、適切な収納はつくれません。
こだわりを実現するだけでなく、ヒアリングから顕在化していない暮らしの悩みやリスクを汲み取ることも、建築家の技術のひとつと言えるでしょう。
そして何より、造作収納を作る技術や対応力は現場の腕に左右されます。建築家と施工会社の信頼があってこそ実現するのが、造作収納なのです。